高雄で便船待ち

敗残船員の収容先--海水浴場の保養施設風の畳敷の大広間--この畳の感触とみそ汁の味は久々で郷愁を感じさせた。  高雄の十二月はマニラの炎熱とくらべると気温は快適--靴擦れもすぐ治った。

何といっても給料の前借りで金欠病から逃れ--各自それぞれ自由に英気を養うことができた。

©2002 Kaneo Kikuchi

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