青春のいっときを過ごした職場への郷愁から、勤め先であった大同海運像を社史より学習してみたいと思う。
友人から拝借した社史「大道」(三部作の第一部。以下、第二部「大同」、第三部「渾沌」と続く)は七〇〇頁におよぶ大冊で、同社会長「田中正之輔」氏述の名文にちりばめられ、正に激動期における経営者の苦悩と決断のドラマを垣間見る思いであった。以下、その大要を録してみる。
©2003 Kaneo Kikuchi
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