第二大源丸(一九九九総トン)の最後

(元大同海運所属・当時の所属 大洋興行)
 昭和二十年六月十日 空船で伏木を出港し、石炭搭載のため小樽向け単独で八ノットの速力で航行中、同日〇二四〇頃 N四三‐二六 E一四〇‐三六(北海道積丹岬北東十七粁付近)において、濃霧の海上で敵潜水艦の雷跡を右舷一四〇度三〇〇米に発見し、直ちに転舵したが三本中二本が機関室に命中、大爆発して急速度で沈没した。警戒隊員八名、船員三十八名、外八名戦死。
   出典『戦時船舶史』駒宮真七郎

©2002 Kaneo Kikuchi

表紙 目次 前頁 24 次頁