病床船員の緊急避難

当時、無線部の小川肇次席通信士が発病(肺結核で喀血)のため船内で静養させていたが、自船の危機が切迫したので、彼の身の安全を図るため、本人と船長以下幹部で協議して、午前中の空爆の合間に陸軍病院に緊急入院させた。

©2002 Kaneo Kikuchi

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