○補足

かつて、船員として在籍したひとりとして、戦前、戦中、戦後の困難な社業を乗り切った経営陣に対し、改めて敬意を表したいと思う。

因みに大同海運在籍者の親睦団体「同友会」は、毎年秋に物故者の追悼法要と懇親会を神戸で開催。他方、東京と横浜でも地区同友会を催し、OB間の親睦を続けている由である。

なお、戦後の海運界の急激な変遷について門外漢にはつまびらかではないが、逐年激しい国際競走にさらされている日本外航海運生き残りのため、平成元年に山下新日本汽船とジャパンラインが合併、ナビックスラインが発足。

さらに同十一年 大阪商船とナビックスラインが合併、新生商船三井が発足。従来の五社体制から三社体制へ再編されたようである。

©2003 Kaneo Kikuchi

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