大同海運OB 菊池金雄
大同海運の社史には、自社の戦没船の遭難月日・場所・原因・戦死者数の一覧表だけで、各船別の戦没状況の記録が遺憾ながら見当たらなかった。そこで友人を介し鋭意追跡してみたところ、ジャパンライン緑水会が昭和五十七年九月に発行した想出集「みおつくし」に、恵昭丸・高瑞丸・天日丸が被弾、沈没時の生々しい手記が載っていたので、私のホームページ第二部に転載、公開させていただいているところです。
他方、各種の戦没船の資料を渉猟し、今般、駒宮氏の「戦時船舶史」を海事資料センターから拝借のうえ、大同の全戦没社船の記録を収録してみました。
また、一部の船は「知られざる戦没船の記録」「日本油槽船列伝」および生存船員手記等からも補完するとともに、各資料で戦死船員数不合のものは、社史の記録を優先しています。
今後有志等から情報提供があれば、随時加除、修正したいと思いますのでよろしくご協力願います。
©2009 Kaneo Kikuchi